二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ家の毎日【VOCALOID】 ( No.89 )
日時: 2010/05/26 18:15
名前: *yuki* (ID: yjS9W/Zh)

なにしようかな…。

お昼ご飯も終わり((いろいろすっとばし←
今はゴロゴロしてる。

私、平凡は好きだけど、「ひま」っていうのはなあ…

ゴロゴロ。ゴロゴロ。

う〜ん。
寝ちゃおっかなー…。

やわらかいベッド。
あたたかい日差し。

ついでにネコちゃんの鳴き声も聞こえれば…

もう私に寝てくださいといってるようなものじゃない…

あー…。

深い海にゆったりと沈み込むような感覚で…
私は心地よい眠りにはいっていった。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

「ナギちゃん!」

え?

声のするほうに振り向くと、そこにはチャイの姿が。

…もしかして、今しゃべったの、チャイ?
そんなバカな…。

「どうしたの?ナギちゃん。」

…いや。ホントにチャイが、しゃべってる。

うそ。チャイって実は人間語が話せるの?!

「ちがうよナギちゃん。
君が、僕らの言葉をわかるようになったんだよ。」

え…。

もしかして、日頃のネコちゃんへの気持ちをみて…神様がご褒美をくださったのかしら…。

「ほら、ナギちゃん!もっとお話しよう!」

「ええ!」

「ナギちゃん…」

ナギちゃん…

ナギ…

「ナギ!」

「!!」

気づくと、目の前には、リンさんの姿があった。

…夢か。まあ、そうよね。当たり前よね。
けど、なんでわからなかったのかしら。私って馬鹿だわ…。

でも、もうちょっとみていたかったな…

!何言ってるのよ。

今日自分で考えたことじゃない。

夢なんて…

「ねえ、ナギ!聞いてる?
おやつちょーだい!!」

現実にもどる。

「あ、ああ…ごめんなさい。おやつね…。あ、そうだ。今日のはケーキだったんだ。」

「ホント!?」

目を輝かせるリンさん。口からはよだれがでている。

「ええ。ちょっと待っててね。すぐ準備するわ。」

そう言うと、リンさんは大喜びして部屋をでていった。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

…あんなこと考えてても、しょうがないのよ。

私は、 “今” を生きるので、精一杯なんだから。

“笑ってたほうがかわいいよ”

レン君がそう言ってたな。

うん。笑顔になろう。
ぐだぐだ悩んでるより、そっちのほうが絶対いい。

そして“今”私がすべきことは。
リンさんのために、ケーキを準備する。

くだらなくなんかないよ。

これは大切な、 “日常” のための1ピースだから。