二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: VOCALOID! リクエスト募集中 ( No.2 )
- 日時: 2010/05/23 18:10
- 名前: 真飛 ◆v9jt8.IUtE (ID: xYJBB/ey)
番外 はじめましてとよろしくね
「初めまして、夜音アイちゃん!」
「ああ、はい。初めまして、初音……ミク、さん?」
「いいよミクでー。そんな堅っ苦しくならないで」
玄関のドアを勢いよく開けた緑髪をツインテールで纏めている少女——初音ミクは、目の前に居る、夜空の様な藍色の髪に、軽くお団子をした、ミクより少し身長の大きい少女——夜音アイに笑顔で挨拶をする。
ミクの挨拶を聞いた後に、チャームポイントとも言える髪と同じ色のマフラーに、顔を埋めながら喋るアイ。その後に軽くお辞儀をすると、ミクがアイの手を引っ張り、けらけらと笑いながら言う。
そして、ミクが部屋のドアの取っ手を掴み、回す。
ガチャ、と言う音がしてドアが開く。
「初めましてー! アイ!」
ドアが開くと同時に、クラッカーの音と、これからアイの家族になるボーカロイドの皆の声が聞こえた。天井には、壁から黄色いカーテンまでに垂れ幕がかかっている。そこには『いらっしゃい! 新しい家族“アイ”』と書いてあった。
左から、ピンク色の長い髪の見た目からクールな巨乳の女性、紫の髪を一つに纏めて、着物で、石かは分からないけど水色に胸が光っている男性、茶髪のショートに赤い服を着て、これまた巨乳の女性、黄色い髪で、似た様な少年少女。そして青い髪でアイと同じ、空の色の様なマフラーをした男性。
そして、アイの前に居るミク。
計七名のボーカロイドが夜音アイと言う新しいボーカロイドを迎える。
「これからよろしくね、アイ。私は咲音メイコよ」
「メイコ姉って呼んであげて! 私は鏡音リン、リンって呼んでね!」
「俺は鏡音レン。リンとは双子だ。レンって呼んで」
アイの下に、茶髪の女性、メイコと黄色い髪の少年少女、いや、双子、リンレンが来て、自己紹介をする。
「あの二人は自己紹介しなさそうだけど……分かる?」
メイコが、青色の髪の男性と紫の髪の男性の方を呆れた様な顔をしてチラッと見ながら言う。
呆れるのも当然だ、青色の髪の男性はアイスを食べて、紫の髪の男性は、なす料理に目を光らせている。勿論、まだ食べてはダメなのでよだれを垂らしている。
「青い方がKAITOさん、で紫が神威がくぽさん、ですよね?」
「カイト兄とがくぽ兄って呼んでいいよー」
「ちなみに、始音カイトって名前だからな」
アイが、メイコの見た方向をチラッと見ると、メイコの方に顔を向けて、二人の名前を言う。
すると、リンが笑顔で言う。その後にレンがカイトの苗字を補足。
「あれ、ルカ姉は?」
「あ、居たよ、リン!」
リンが、ルカと言う人物を探すと、レンがそのルカと言う人物を見つけた様で、ピンクの髪した女性に指を差す。
「ん? レン君、どうしたの?」
レンの言葉にルカが気付いた様で、こっちを振り向く。すると、アイが軽く走って、ルカの方へ行く。
ルカは疑問に思い、「どうしたの」と訊こうとした瞬間。
「夜音、アイです。巡音ルカさんのファンです」
「へ?」
アイが丁寧にお辞儀しながら言うと、ルカがよく分からない様に言う。
そう、巡音ルカと言うピンクの髪の女性は、アイの最も憧れるクールな女性である。巨乳な所も素敵と言うが、アイの胸はもはやまな板並みだ。リンといい勝負だったりする。
アイから、衝撃発言を聞いたルカは、少し混乱はしたものの、すぐ理解した様で、
「ありがとう。これからもよろしくお願い。私のことは自由に呼んでいいわ」
と優しい笑みで言った。
「みーんなー! ご飯全部できたよ!」
と大声で言うミクの明るい声。の後に
「おお! まことか!」
と言うがくぽの声がする。アイが振り向いた時にはさっきまで立ってたがくぽが立ってた位置の反対側の椅子に座っていた。
「いっただーきまーす!」
料理の中には、アイの大好きなクリームシチューがあった。
■あとがき、
いきなり番外編ってどういうことだ、と思う方も居たでしょう。いましたよね!(
とりあえず、ミクと仲間達、更に私の作ったオリジナルボカロで皆によろしくね、とそういうことです。
多分次から歌に入りますのでよろしくです。