二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: VOCALOID!  【 リクエスト募集中 】 ( No.55 )
日時: 2010/06/06 20:34
名前: 真飛 ◆v9jt8.IUtE (ID: SG7XrUxP)

番外 大きいこどもと巨乳ねえさん

 「ううっ……」
「カイト……アンタ、それでも大人なの?」
服の裾で出てくる涙を拭うカイト。だが、目から流れてくる涙は相変わらず出てくる。
そんなカイトに、メイコが呆れながら言う。

 カイトが泣いたのは、五分前くらいから。
 大量のアイスが入っていたビニール袋が下水道に落ちた。カイトはすぐにビニール袋を取ろうとしたが、メイコが首を振って、「やめときなさい」と言った。
そりゃそうだ。アイスのふたは簡単に取れる。アイスに下水道の菌が混ざっていない確率が低い。食中毒なんて起こしたら大変だ。
 だが、諦めたくないのも確かだ。大量のハーゲンダッツ、十五個くらいのハーゲンダッツが下水道に落ちたとすればどうする。お金も大変だし、何より美味しいだけに悲しい。カイトはアイスが大好きなだけあって、その悲しみは通常の何倍かある、と思う。
 「だって、ダッツが、ダッツが……」
そう泣きじゃくるカイトにメイコは深く溜息を吐いて言う。
「……悲しいのは分かるわよ。高いし美味いしね。でも、他の楽しいことをやればいいじゃない」
「例えば?」
メイコの言葉に疑問を投げかけるカイト。すると、メイコは少し考えて、口を開く。
 「例えば! お姉さんと酒を飲むとか! お姉さんと遊ぶとか」
「めーちゃん、僕に変なことやらそうとしてない?」
「……まさかないわよそんな。変なこと言わないで」
メイコの言葉に、またもやカイトが疑問を投げかけると、メイコは少し黙って言った。
 相変わらず、カイトはへこんだままでいる。イライラとしてきたメイコは、また大きな溜息をついて言った。

 「仕方ないわね! さて、スーパー行くわよ!」

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「烈人さま、リクエストありがとうございました!」

一言、

すいませんただの趣味ですよね。
さっそくこのネタが浮かんできた私の頭。
すいませんでした!