二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: VOCALOID! 【 リクエスト募集中! 】 ( No.88 )
- 日時: 2010/07/05 18:18
- 名前: 真飛 ◆v9jt8.IUtE (ID: SG7XrUxP)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_test/view.html?356154
息抜き! 番外編だよーっ^p^
シリアスでいこうとか。
題名と私と彼(CP)&天使は秘密だよーっ。
多分2レスくらいで終わるんだなー。
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しねば、いいのに。
こういう時の青い澄んだ空とか、涼しい風は、鬱陶しい。空なんて、真っ赤に染まってしまえばいいのに。風は、どうせなら毒があればいいのに。
そして彼が、しねば、いいのに。
裏切られた。恋しい、愛しい彼に裏切られた。
ずっと、独りだった私は、二人になったと思ったのに。三日前にやはり思い知らされた。
——どうせ、独りなんだ、って。
私には、今まで私自身と彼だけしか近付かれたことがなかった。慰めてくれる人や、大切に思ってくれる人なんか居ない私は存在価値が無いから死んでばいばい、と思いたい。
死にたくないと言うわけではない。手首の傷と体の痣が証拠。彼に傷つけられたわけではない。三日前からずっと、ずっと私が傷つけている。
死にたい。はずなのに、『死ねない』
彼に裏切られた未練が残って、憎悪と化してゆく。悲しみが憎悪に変わっていく。殺したい? そんなわけ、ないわけでもない。むしろある。
どうして裏切られたんだろう、と考えて、出るのは一つの答えなのだ。
『人間』ではない『生物』だから。勿論、植物でもないし動物でもない。
——私の正体は、この世に居るはずではない『化物』
つい三日前、彼が浮気をした。
その時はまだ彼は私を普通の『女』として見ていたけれど、怒りと悲しみと言う感情に乗せて、質問攻めした挙句、本当の私、つまり化物の私の姿を彼に見せていたらしい。
彼は驚愕、恐怖の混ざった顔で私を化物呼ばわりする。
本当に終わってしまった。彼が怯えて何かを言う。化物と言えど心は人間と同じよう脆く、ダメージはとてつもないものだった。
それから数時間ほどは、どうしてあんなことをしたのだろう、と思ってしまっていた。
けどそんな時、私にとっての『天使』が現れた。
窓ガラスを割って、黒い羽根を羽ばたかせて宙に浮かんでいる桃色の髪の天使。人によっては、悪魔とか言い出す奴も居るであろうその容姿。
私も最初、悪魔と思ったものだ。だって、その天使は会っていきなり、
「傷ついたのなら、じわじわと傷つけて殺せばいいじゃない。精神的恐怖と肉体的苦痛で復讐しなさいよ」
と言うなんとも言えない言葉を発したのだから。
私が悪いのに、愛しの彼にそんなことできない、と思ったのも束の間、悪魔らしき天使は私の心を見透かしたかのように、
「悪いのは彼。彼が浮気さえしなければあなたは化物の姿になるはずもなかった。そして……それは本当に愛しい気持ちなのかしら?」
と意地悪そうな笑顔で私に言う。
この言葉で、私の鍵が吹っ切れた。ぷつ、と小さな音を立てて私の鍵は壊れた。
天使は、笑っていた。不思議で綺麗で、怖い笑顔で、笑っていた。
悪いのは彼、私じゃない。復讐してやる。化物と人間の心は同じようなもの、と言ってやる。そして、じわじわと足を折って、手を斬って。人間と同じようなやり方で殺してあげようと、今でも思っている。
私の持っている茶色のバッグの中身は、包丁と、後はペンと紙。
さっき、しねばいいのに、って心で言ったんだけどさ。
今から——自分で、実行させるね?
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趣味でさーせん長くてさーせんほんとさーせん!(
てか人柱より怖いよ人間ってほんとやーね!(←
分かりやすかったとか言わないでね、特に天使!(←
でも天使もあとから関係入れるよ、二人のやんでれだよぶわっはっはっh(ry
あと1レスだよ! 私(化物)は最後の最後で名前だすよ!