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第六話「これはEnvy?」

最近、畑のおじ様(小十郎)と美麗の仲がいい。
畑に連れて行っちゃぁ楽しそうに二人で笑ってやがる。
これはEnvyか? coolじゃねぇな……。

「春には何を育てるのでしょう?」
「春はトマト。それからイチゴか……」
他にもたくさんあるが全部言えば美麗が飽きるだろう。
「政宗様が喜んで下さるとよいですね」
「あぁ」
「お邪魔しました」
と言って帰ろうとする。その時、雪に滑ったのか身体のバランスを崩して転びそうになった。
「大丈夫か?」
とっさに腕を差し出したのは畑のおじ様。もし、傍から見ている人がいれば恋人同士が仲良く抱きついているように見えただろう。
誰もいないのが幸い、と思ったが……。独眼竜の旦那がしっかりと一部始終を見ていた。
「畑のじじい(∑)と美麗か……。また仲良くやっちゃって」
かなり怒っていて畑のじじいになってしまったのは放っておこう。
「これから気をつけろよ」
「はい」
そして、少し恥ずかしかったのか小走りで去って行った。

「……」
その時畑のおじ様はいた〜い視線を感じていたとか……。