二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA【漆黒の忍-宿命を背負い生きるべく-】 ( No.9 )
日時: 2010/05/30 07:17
名前: 綾姫 ◆WHl7i9DA7w (ID: F35/ckfZ)

第弐話「特殊兵力部隊殲滅計画」

それは、早朝4時。皆が寝静まった時に起きた。
「逃げろ、逃げろー!!」
特殊兵力部隊が拠点とする地が赤々と燃えている。
「stop! そう簡単に逃がすかよ」
眼帯と六爪……。奥州の筆頭・伊達政宗だった。
「皆さんは逃げて。ここは私が引き受けます」
「Ha! 女一人か……。威勢がいいじゃねえか!」
そして、六爪中の一本に手を伸ばす。

「It is starting the war!!」
「……」
伊達政宗と同じ武器を手にした。刀は割と得意な方だったので、そう簡単には負けないだろう。
そして、目にもとまらぬ早業で美麗に斬りかかる。
「っ!」
つば競り合い状態になると、女である美麗の方が不利だ。
「もっと全力で来いよ、Ah?」
「くっ!」
会心の力で、つば競り合い状態から脱出した。勝敗は引き分けくらいの結果だろう。
「OK.OK」
「……」
なんて余裕そうな顔……。
「おい、美麗……」
白夜が手出ししようとする。
「助太刀無用」
しかし、美麗の冷静な声であっさりと断られる。

「ふー。そこの恐い顔のお兄さん、暇なら相手してくんない?」
伊達政宗の腹心・片倉小十郎に問う。
「良いだろう、真剣勝負だ!」
恐い顔と言われてカチンときたのか、額には青筋が浮いていた。
「そうこなくっちゃ!」
「It is annoying!!」
誰も何と言っているか解らなかったが、怒っているようだった。
「……こりゃぁ止めておいた方がよさそうだね」
「……だな」
そして、北神白夜vs.片倉小十郎は開戦せずに終わった。