二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 無限大の空に夢を描く【薄桜鬼】 ( No.14 )
日時: 2010/06/15 21:19
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

春之陣
   九.   幻影。
《ごめん。試練7つって脅しね。あと2つ。ごめんよ。》
「じゃあ死んで詫びろ。」
《それ勘弁。まぁ、今回は幻影。其処の扉を開けてね。》

と扉に入った。

(幻影・・・というと幻覚・・・?)
「っ!?」
と瞬時気配を感じ刀を持つ。

ついでに念には念を入れ、冷霊、羅刹となっている。

「っそこか!!」
<よく気付いたね。まぁいいや。僕の姿、見破ってね。じゃないとココの毒煙、充満して死ぬよ。>
「毒・・・随分と余裕だな。。。」
<あたりまえじゃないか。君が僕に勝てるわけないよ。それにこの毒。トリカブトの何だっけ。そうそうアコニチン。あの毒はきついよ?>
「・・・」
まず冷静になってみようと思う。

密室・・・

酸素も薄れていくな。。。
「・・・そこかっ!」
と斬撃の勢いを徐々にあげていく。

<グッ・・・>
と幻覚世界が歪む


一方 屯所
「総司、どうした?」
「あ、近藤さん・・・大丈夫ですよ。僕は別に彼女が居なくても大丈夫です。」
「そうか・・・今日はトシと巡察、頼んだぞ。」
「はい。」
と僕は屯所の門で待っている。

数分前に薙淺の個室に居た。

あの時何が在ったのだろうか。

と思いつつ手には
薙淺の小太刀、新選組の特色浅葱色の羽織を

どういうつもりで行ったのだろう。

哀しいけど凄く安心感が胸にあふれた。

と屯所に
「おい総司、行くぞ。」
「はい。」
と出る。
「何にもありませんね・・・」
「これこそ平和だな。・・・この城下町では。」
「ですね・・・屯所ないじゃ・・・ねぇ。」
「とりあえず平助の分の菓子でも買うか。」
「金銭は出しませんよ?」
「チッ・・・」
と舌打ちをして、駄菓子を買って屯所に戻った。
「平助、菓子。」
「あ、どうも・・・」

独りの夜を過ごすのは


 二日目だ。
「・・・」
寝れない。

寝付けない。

刀を研ぎ澄ましても寝れない。

「何でだ・・・ろ」
《浸食したか。》
「っ誰?」
《其処の桜。》
「へぇ・・・と何かその感じどうやら薙淺を攫ったね。返せよ。」
《・・・無理だ。今彼女は二つ目の試練をしている》
「何で?何のために?」
《・・・アンタ、確か一回助けただろ?あの子。》
「だったら何?」
《それで“自分だけ逝けば守れた筈だ。なのに・・・”って本心そう思ってる、あの子は君が好きなんだよ。何時も守られていて今度は皆を守れるようにと。だから、目ぇ瞑ってあげてよ。明日の満月の晩、戻ってくるはず。》
「・・・一つ、確認してほしいな。薙淺は妹が居た?それだけ聞いてきてくれるとうれしい。」
《はいはい。》

一方
「で、もう終わりだろ。」
<そう言えばそうだね。因みにコレ、最後の試練だし>
「っハァァァァァァァァァッ!!!!!????」
<取りあえずほら、戻りなよ。>


「おい手前・・・だましたね?」
《うん。で?》
「うざい。アッチに戻ったらこの桜の木斬る。」
《あーそれは謝る。でも一つ確認。》
「んだよ。」
《君の妹の名前は?》
「紗羅。」
《どうりでね・・・アッチで君の妹居たんだよ。屯所にこっそりと。》
「あっそ・・・で、早く、早く帰らせて。」
《・・・・はいはい。》

と辺りが桜の花弁で視界が埋まる位に散り、

それから気がつくと


沖田の隣に座っていた。

「・・・春。」
「えっと・・・その・・・取りあえず・・・・」















________只今?_______

春之陣
 壱拾. 入隊希望者試験。 に続く