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☆〜＊〜「見つかった……。」〜＊〜☆（夏未目線）

ふぅ……。
まったく。いきなりなにを言いだすのかしら?円堂くんは。

『もっと強いチームとサッカーしたい!!なぁ、調べてくれないか?』

まぁ、できないことはないのだけれど。
円堂くんに頼まれたからには断れないわよね……。
ってなに考えてるのわたしは!!!

「こほん!!」

ちょっと咳をして、気分を切りかえる。
さて、どこに行こうかしら……。帝国?戦国伊賀島??

あら?

このあたりでは見かけない制服を着た女子生徒が居るわ。
なぜ??

不思議に思ったので、車を止めて降りる。

「ちょっと、貴女達。どこの学校かしら?」
「へ?いや、真聖女子学「バカ!!言うなぁぁぁ!!!」」

ローズピンクの髪の子が発した言葉を、夕焼け色の髪をした子が
さえぎり、殴りとばした。

「ちょっと、貴女!?今のは乱暴じゃなくて!?」
「は?」

夕焼け色の髪の子が言葉を発した。
赤ワイン色の髪の子は眉をきゅっと寄せ、空色の髪の子が叫んだ。

「全員、ずらかれ!!!」

それと同時に。
いっせいに、みんな逃げだした。

「ちょっと!!待ちなさい!!」

もちろんわたしは追いかけた。