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第５５話　微笑

凛　「全く……寒いじゃない！」

寒くて当たり前だ

凛が今居るのは漢字二文字で雪上

つまり雪の上なのだ

凛　「高度な術ね……骸にぃな分けないし……！」

凛が目にしたのはもう一人の自分

凛　「ちょっと……どう言うこと？」
Ｄ　「ん〜とても良い目つきですね。しかし貴方の弱点はその恐怖」

凛の頭の中に何か流れ込んでくる感じがした

それはあの地獄……

人体実験の記憶

凛　「違う……これは私の憎しみじゃない！」
Ｄ　「やはり貴方は見所がある。戦ってみますか？」
凛　「戦わずとも良いだろうもうそろそろだ」

周りの幻覚が破れていくのが分かった

そう雲雀が暴れているのだ

どうやらスカルがやったようだが……

まぁ此処は感謝しておくべきじゃないの？凛

凛　「煩い」

ハイ……

そして幻覚が破れた先にはクロームたちの姿が

凛　「クローム！京子！ハル！イーピン！無事だったね♪」

凛のその時の微笑みはどんな時の微笑よりもまぶしく輝いていたという

—続—