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*Epilogue*


綺麗な夜空。
そして、一段とまばゆい星。

それを指でさして、眺めている子供たちがいました。

「あの星、夏未お姉ちゃんみたいだね……」

「なつねえ、元気かなぁ。」

「大丈夫、だよ。なつねえは、私たちのお姉さんだもん……」

瞳に、涙を浮かべながら。

「……あの星、気に入った？」

「！？」

いきなりの後ろからの声に、子供たちは振り向きます。
そこにいたのは、黒フードをかぶった少年でした。

「彼女のことなら心配しないで。
ずっと、君たちのこと、見守ってるはずだよ。」

優しい眼差しに、子供たちは声に出して泣きはじめました。
それを見ながら、少年も空を見上げます。


（ありがとう。
私も貴女に出会えて——、本当に嬉しかった。）



星が返事をするかのように、チカチカと瞬きました。


（Fin）