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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D,グレイマンⅡ 数百年後の終焉再来 ( No.14 )
- 日時: 2010/06/13 22:08
- 名前: 亜倉歌樹 (ID: lOah4y4E)
エルバは、目を丸にし、口をポカンと開けた。
「え?」
「だから、警察本部に任意同行をしていただきたいの」
「な、なんでです?」
理沙はスーツのポケットから手帳を取り出し、説明をしだした。
「今回の連続奇怪殺人事件は、ほとんど路地で起きていて発見が遅れるのよ。
でも、あなたは今までの第一発見者の中で、一番、いえ。ダントツの早さの発見。
だからうちの上司は、”犯人が第一発見者に紛れ込んだ”と判断したわ」
「つ、つまり…」
「ええ、あなたはほぼ黒とされている」
エルバは「うそだろおぉ」と嘆いている。
理沙は溜息をつき、独り言を言った。
「ふぅ。若者達は『アクマ』がやったとか、『エクソシスト』が解決してくれる
とか、なんだかわからない噂立てているし、さっさと終わらせたいわ」
独り言に反応したのは、エルバしかいなかった。
「AKUMAですって!?」
叫び声が朝の公園にこだまし、理沙は驚いた。
「ど、どうかしたの?」
「あ、いえ、何でもないです…」
エルバは寝ていたせいでフードをかぶっていない。そのおかげで白髪はくしゃくしゃだった。さらに本人が頭をかき、その髪の毛をさらに乱れさせた。
そのまま理沙は、エルバを連れて警察署へ行った。
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