二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D,グレイマンⅡ 数百年後の終焉再来オリキャラ募集 任務募集 ( No.154 )
日時: 2010/07/10 21:53
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

「みろ! バカな人間がいるぜ!」

 彼らは空からやってきた。
 初めに声をだしたのは、カブトムシのようなシルエットのアクマだ。

「俺たち、転換してから不意打ちでブッ殺そうぜ!」

 そう言ったのはカメレオンのようなシルエットのアクマだ。人工の口から唾液が垂れている。

「いーや、もろ殺そうぜ。俺らの姿に恐怖してから殺す!」
「いーねぇ! 行こうぜ!」
「「ギャハハハハハ!!!!」」

 高速で地上に降りていく。その軌道のあとを、飛行機雲がなぞる。

「着た!」
「エルバ君! 私達は隠れてましょう!」

 シャオンに導かれ、草むらに隠れた。
 大人のエクソシスト達は、服を脱ぎ捨て団服になる。エルバとシャオンも同様だ。

「あ!? エクソシスト!?」
「そんなのかんけーねぇよ!! ギャハ!」

 エクソシストとアクマの戦闘が始まった。
 カブトムシ型のアクマは角から血の弾丸を連射し、カメレオン型のアクマが唾液をまき散らしてエクソシ
ストを混乱させる。

「…っ」
「エルバ君?」

 エルバは体が震えていた。
 もちろん寒いわけではない。
 どうしても、アクマを倒すことに加わりたかった。
 アクマを破壊したい、ではなく、アクマを救いたい、という気持ち。それと、シャオンに止められてい
ること、その対称の気持ちで体が震えていた。

「…わかってる。戦っちゃ、だめでしょう」
「エルバ君…」

 アクマが破壊された。
 やはり経験を積んでいる分、レベル2には慣れているのだろう。
 しかし、そのときだった。

 核は、ここまで迫ってきていた。


「あなたたち、エクソシストですカ?」