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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D,グレイマンⅡ 数百年後の終焉再来オリキャラ募集 ( No.37 )
- 日時: 2010/06/17 16:57
- 名前: 亜倉歌樹 (ID: lOah4y4E)
座った後、何か視線を感じた。
そちらを見ると、目つきの悪い、つやのあるセミロングの髪の男子生徒が、
殺気づいた目でこちらを見ていた。
「おいスピリット、コイツの左目の赤い傷はなんだ」
生徒が口を開く。
「なんだ、神田シュウ。ウォーカーの目がどうした」
トールに質問をしておいてトールの問いかけに小耳も挟まず、エルバの席に
ずかずかと歩いていく。
エルバの目の前に立つと、神田シュウと呼ばれた生徒はいきなりエルバの額をひっぱたいた。
「いてっ!?」
エルバははじかれた額の上の髪をかきあげていた。
額の下にあったものは…。
「ぺ、ペンタグルだ———っ!!」
一人の男子生徒が叫び、それにつられるようにほかの生徒も叫び始めた。
「おまえ、アクマか」
「ち、違う違う! これは昔——」
「戯言はいらねェ」
神田は背負っていた木刀を取り出し、人差し指と中指を添えた。
『イノセンス、発動!』
指を切っ先になぞっていくと、木刀は鍔なしの刀にかわっていき、怪しく光る
本物の刀になっていた。
(仕方ないか…!)
エルバも戦闘態勢に入る
『発動!』
左腕は白い爪のようになった。
その光景に、神田は眉をひそめた。
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