二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D,グレイマンⅡ 数百年後の終焉再来オリキャラ募集 ( No.46 )
日時: 2010/07/05 18:00
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

 放課後には補習があった。エルバは初めてなので、今日やっていた授業のおさらいをしていた。
その際にこのような紙をトールに貰った(英語)。

 国際 クラスメイトの出身国について学ぶ
 英語 任務の基本となる英語を学ぶ。英語出身国な
    らチーフになる
 数学 一般学校と同じ
 社会 千年伯爵とエクソシストの戦いを学ぶ
 理科 アクマの血の血清の調合方
 体育 アクマとの戦闘法を学ぶ
 技術 個人の戦闘テクニックでクラスメイトと対戦
 家庭科 野宿時の野草の調理法

 途中をエルバが読んでいると、驚くことがあった。

(血清が作れるのか!)
「血清が作れるのかって思ってんだろ?」

 その声で我に返った。はっと顔を上げると、前の席には赤毛バンダナ眼鏡の少年と、隣には神田シュウがいた。

「へっへー、当たりさ。結構作ってるところないからな。エノキもやっぱ驚いたか」
「え、えのき?」
「うん、シューがそー呼んでた」
「しゅー…って…」

 ちらりと赤毛(略)の横を見る。
 その方向には、もちろん『神田シュウ』。本人は赤毛(略)を禍々しい形相で見ている。

「そだ、オレはバノって呼んでな。大体そうだから」
「…それはいいんだけど、エノキはやめて。僕はエルバだから」
「エノキ」
「エルバ!」

 二人の応酬はトールにはたかれることによって治まる。
 エルバはシャオンから借りたノートを自分のノートに写し始めた。
 不意に紙の音がしたかと思うと、机の端に紙切れが置いてあった。広げると文字が書いてあった。

『それシャオンのだろ?』

 バノがまた笑いをこらえている。
 その姿に少しいらついたエルバは、出された紙に何か書いた。それをそのままバノの座っている机に投げる。
 バノが気づき、広げる。

『あれ、妬いてるんだ』

 カチンと音がした。

「ちがうさーーーーーっ!!」
「知るかーーーーーーっ!!」
「二人とも黙れ」

 トールに鍬で殴られた(二人とも)。

「そんな様子じゃ明後日の課外授業に行かせないぞ」
(かがい…じゅぎょう?」)

 殴られて出血したところを押さえながら、エルバは思った。