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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D,グレイマンⅡ 数百年後の終焉再来オリキャラ募集 ( No.68 )
- 日時: 2010/06/25 19:10
- 名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)
すでに夜になっていた。
神田は痛みで起きた。
周りを見渡すと、他の三人も寝ている。
神田は痛みに耐えながら立ち上がり、一人の元へ歩いていく。そして、脚を蹴り飛ばす。
「っで!?」
「おいエノキ。ここはどこだ」
エルバは蹴られたところを擦りながらムクりと起き上がった。
「神田はあのアクマに気絶させられたんだよ。カーティスが応急処置してくれたんだ」
「それくらいならわかる。ここはどこだと聞いたんだ」
「小さな空家。ミヒャエルさんをここに置いた後、すぐにそっちに行ったんだ。
そしたら君がダウンしてた」
エルバは神田に尋ねた。
「能力って?」
神田はエルバの前に腰をおろし、目を合わせないようにしたいのかどこかを向いたまま話し始めた。
「アクマはレベル2に進化すると、自我と、それぞれに備わった能力が目覚めるみたいでな。
俺もなんどか倒したことがある」
不意に、殺気だった目で睨んできた
「エノキのせいでいきなり戦闘に入ったんだぞ。少しは反省しやがれ」
「は? …」
お互いに睨みあう。しかし、神田から止めた。
「奴を倒すためには、まず能力を探らないと、だ」
エルバは神田が見ている方向を追うと、ミヒャエルが落ち着いた呼吸で寝ていた。
穏やかな表情だった。
「テメエは、守りたいとか思ったんだろ」
「…そうだね」
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