+prologue+ 淡い淡い、ピンク色のつぼみ…。 私達をつないでいる…。——桜。 宙を舞う蝶が、一番可憐だというのなら。 空を飛ぶ小鳥が、一番上品というのなら。 桜よ…可憐な蝶のように舞え。 桜よ…上品な小鳥のように飛べ。 この身体朽ちようとも、この桜だけは咲き続けるがよい——…… prologue End