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第二十二話
・・翌朝・・
美しい小鳥の囀り朝を告げる響き・・
いつまでこの響きは続いてくれるのだろう・・
ノエルはルシファーの手を握っていた手を見る
ノ「いつまで続くのか・・・僕は後・・
そう長くないだろう・・・・」
ノエルは遠い目をする・・
ル「どうなさいました・・・ノエルが
弱気とは・・・珍しい・・」
ノ「ルっルシファー！！・・・何故
僕の後ろに・・・/////」
ル「僕も『一応』人間ですから・・・
眠らなければ死にます・・・
っで・・どうしたんですか」
ノ「・・・直感・・・この頃
奴の動きが激しい・・・本格的に
僕を乗っ取ろうとしている・・
でも・・乗っ取りは魂を喰われること・・
つまり・・・死を表す・・・」
ル「・・・貴女のように強い方の精神を喰らい
魂をも喰うのは悪魔とて容易ではありません・・」
ノ「そうでもない・・・グッ・・」ドクン！
ル「ノエル！！」ノ「平気だ・・今日は
調子が悪いだけ・・この程度・・・
それに僕が死んだらお前も死ぬ・・
そんなことにはさせない・・・
お前だけには・・」
ノエルは首にかかった十字架を握る・・

複雑に絡み合う灯火（いのち）
切れることのない繋がり
十字架のあるかぎり・・