第十六話彼女はイスに丸くなり毛布をかけて寝ていた・・あのミャーちゃんっていう猫を傍らに置いて・・僕が入って来たことには全く気が付いていないようだ・・・そう思った僕は雪が好き・・・突然・・・そう思った・・猫が起きて僕に近寄って来た・・・猫は足に擦り寄ると行き成り噛みついた・・雲「いっ・・・・」かなり本噛み・・・そして雪と僕を交互に見る・・まるで僕を促すかのように・・・