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第二十一話
ジョ「！！・・・」
オ「父上はひどかった・・それはもう
悪魔みたいな奴だったねぇ・・・
金のことしか考えてなかったもの・・
女王のコインなんて愚生にとっては
どうでもいいのにねぇ・・
それより死体を見ている方が満たされる・・
ヒヒヒ！！・・・それでさぁ・・
極めつけは・・当時１０歳の娘を
高額で売りさばいたんだよぉ〜・・
あん時は流石にびびったねぇ・・
その後は・・噂によると
変態に飼われたらしいよぉ・・」
ジョ「家女中（メイド）として・・か？」
オ「そういうことだとも・・
そこでレイチェルっていう子と
会ったらしいよぉ？？・・」
ジョ「そうか・・・だからあの２人は
主と使用人というよりは友人に近い
関係な訳か・・・」
オ「そうだねぇ・・うんうん・・・
あの子・・ただ者じゃないよぉ・・
相当腕のたつ術師さ・・・・
あれは凄い・・そうそういないねぇ・・
あぁ〜〜検死したい！！！」
ジョ「！！オレ・・帰ります！！
そろそろ・・早く帰らないと・・」
オ「あぁ〜〜時すでに遅しだねぇ・・
もうばっくれたよぉ〜・・・
あの屋敷自体存在が曖昧だからねぇ・・
もしかしたら存在しなかったのかもよぉ？」
ジョ「幻覚・・？？」
オ「さぁね・・愚生はアリーを
検死してみたいだけだから・・ヒヒヒ！！」
ジョ「アリーは・・死んだのか・・・？」
オ「そうらしいよぉ・・？？
感覚的にね・・」
ジョ「あぁ・・・アリー・・」
オ「そんなに悲しむことはないさ・・
どうせ生体は腐るんだ・・いつか骸と
なるんだからねぇ・・・
こんなに醜い中身なら・・
死んで綺麗になったほうがいいんじゃないかなぁ？
だから・・愚生はなんとも思わんよ・・」