第一話・・満月の夜・・オレは黒猫に会った・・美しい漆黒は月明かりに照らされて・・凛としたその面持ちは・・誰にも負けないその強さを・・美しさを・・不思議と手が伸びる・・野良猫には珍しく・・なんの躊躇もなく手にすり寄って来た・・でも少しすると・・もう時間だというように姿を消す・・此処何日この夢ばかり・・バカみたいだぜ・・まさかこれが正夢とは・・