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第二十三話（フラーの過去編）
・・彼女は親の顔を知らない・・
父は犯罪者で刑務所の独房に・・
母は若かったために責任の重さに耐えきれず
赤ん坊のフラーを親戚に育ててもらうことに・・
裕福だった親戚はフラーに何不自由ない暮らしをさせる・・
歳をとった義父はフラーを凄く可愛がった・・が
フラーが１０才の時、義父は亡くなった
すると、元々フラーを嫌っていた義母は
フラーをぞんざいに扱うようになる・・
そんな時・・追い詰められたフラーは精神世界で
六道骸と出会う・・彼女のただならぬ力と
霧の術士としての才能に気付き
それを潰さまいと屋敷から彼女を救い出す・・
ストレスによって追い詰められ
ほぼ感情が無くなった状態にあった彼女に
殺人の術や心得を教えたことによって
不安定な心に本来の性格とまた別の残酷な性格を作りあげてしまった

骸「これが全てですよ・・今も彼女の人格は
不安定な状態にあります・・もしかしたら
戦闘時でなくとも残酷な性が出るようになるかもしれない・・
そんな彼女を支える人物が必要・・」
ベ「っで・・それをオレに頼みたいってか？」
骸「そういうことです・・」