二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: リボーン二次小説『風紀委員長だって恋をする!』 ( No.334 )
日時: 2011/02/22 21:01
名前: ボリーン (ID: Bq9cgBvZ)

第八話

ある日・・・

今日もいつものように2人は公園に・・

雲「ねぇ・・聞いてほしいんだけど・・」
紫「何・・??」
雲「多分・・明日が会えるの最後になると思う・・」
紫「!!!・・・なんで・・」

紫苑の顔は悲しみに歪む・・・

雲「ちょっと・・この頃・・色々忙しくなってきたから・・」
紫「でも・・でも・・!!恭ちゃんがいなくなったら
わたし・・・一人になっちゃうよ!!」
雲「ごめん・・・でもしょうがないんだ・・・」

・・翌日・・

今日は少し違った・・・

いつもより少し早い時間・・・
公園の近くの花畑・・・
シロツメクサや菜の花や・・・
春の花々が咲き乱れる・・

その美しい花の中に・・
紫苑が一人で座り込み・・一生懸命に
何かを作っている・・・

少しすると・・紫苑は立ち上がり
いつもの場所へ・・・

其処には雲雀が居た・・
いつもより暗い顔・・・
申し訳なさそうな・・・

紫「・・恭ちゃん・・・」
雲「来たんだ・・」
暗い顔を払拭し明るい顔を向ける・・

紫「ねぇ・・恭ちゃん・・本当に今日から
来なくなっちゃうの・・・??」
雲「・・・そうだよ・・」
紫「じゃあ・・一つ紫苑とお約束して・・」
雲「いいよ・・・」

紫「もう会えなくても・・・ず〜とお友達でいて・・
心はいつもそばに居て・・・」
雲「・・・・わかった・・僕もそうしたいと思ってたよ・・」

雲雀は愛おしそうに紫苑を見つめ
抱き締める・・小さな体・・・
体も・・心も・・自分より全然弱くて・・
僕が守らなくちゃとあの時から・・
思っていたのに・・・

紫「これ・・・お約束の証・・・
ずっと持っててね・・・」
紫苑はシロツメクサで編んだ
花の冠を雲雀の頭に被せる・・

雲「わかった・・・ずっと約束する・・・」
紫「じゃあね・・・ずっとだよ・・・」

雲雀は静かに頷く・・

シロツメクサの花言葉・・・


約束・・・・・