第十七話彼女は毎日・・学校がある日は必ず応接室にやってくる・・たまに足を庇うような様子を見せる時がある・・何故・・彼女は此処に来るのか・・冷めた心の僕しかいないのに・・此処に・・彼女の求めるものはないはず・・僕に会って何がいいのか・・そうやって自分を言い聞かせる・・本当は嬉しくてたまらないのに・・僕は・・弱くて不器用だから