第二十六話血の気がひいた・・・見えてきたのは・・・血・・血・・血・・左の流血・・右のナイフ・・紫苑に応答はない・・・近くの床に丸めた紙が転がっている・・そこには・・血で書いたらしき文字・・「わたしの味方はいますか・・・?」震える文字でそう書かれている・・気付いてほしい・・此処にいることに・・