二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: リボーン二次小説集☆☆ ( No.435 )
日時: 2011/04/10 21:33
名前: ボリーン (ID: 4TjuuFmy)

中学校が早くもだるくなりはじめた
ボリーンでございます・・
そんなこんなで明日学校なのも辛いですね・・
という訳で


第十二話

メ「物覚えの悪い雲雀恭弥・・
貴様のためにわたしのことを教えてやろう・・」

あいかわらずの上から目線な言い方・・
メア以外の人間ならもうすでに咬み殺して
いるところだが・・メアに対しては
そんな気持ちが湧かないのだ・・・
それが特別であることを彼女は知る由もない・・・

メ「名前はメアだ・・・ファミリーネームと
ミドルネームは長いから省略・・
お前と初めて会ったのは・・10年前の並森・・・
その後も何回か会っている・・
多分・・・2年間くらい会っていないな・・・」

雲「ふ〜ん・・・・あ・・そう・・
そういえば会ったかもね・・でも
他人にはあんまり興味ないし・・
正確に覚えてないけど・・・っで・・
なんか用かい・・??」

いつも通りの調子で接する・・・
恥ずかしいから自分のホントの気持ちなんて
絶対に悟られないようにする・・・
後ろで握る拳は嬉しさと戸惑いで
小刻みに震える・・・

メ「これだ・・・」
メアはポケットからところどころほつれがある
風紀委員長の腕章を取り出す・・・

雲「!!・・・・」
失くしたのは分かっていたが・・・
まさかメアが持っていたとは・・・
きっと過去の自分が自分の感情に流されて
渡してしまったのだろう・・・しかし・・
そんなことをしたら・・彼女の観察力と思考力があれば・・

雲「ふ〜ん・・・そうえいえば失くしたね・・
なんで君が持ってるのかはしらないけど・・
これは貰っておくよ・・・」

メ「渡すために来たんだ・・・ということだ・・ではまた・・・」

2人は静かに去っていく・・・

静かに・・無表情に障子を閉めると・・
一気に気が抜けた・・・・
押さえつけていた物が弾けた・・

懐かしい腕章を手にとって・・
静かに口角をあげる・・・