二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: リボーン二次小説集☆☆ ( No.441 )
日時: 2011/04/13 19:28
名前: ボリーン (ID: 4TjuuFmy)

第十七話

メ「全く・・なんなのだね・・骸の奴・・
何故・・あんなにおせっかいなのだ・・・」

メアは一人で和風な廊下を歩いていく・・
少し右足を引きずっているような・・

雲「また来たんだ・・今度は一人・・だね??」

メ「もちろんだとも・・骸はおせっかいな大バカ者だ・・」

雲「ふ〜ん・・そう・・」

メ「恭弥・・・君は・・」

雲「その呼び方やめてくれない??」

メ「嫌なのか・・??嫌ならばやめてもいいぞ・・」

雲「・・いや・・嫌ではない・・」

メ「わたしには・・君がその呼び方を
やめてほしい理由が「嫌だ」っということ以外
思いつかないのだが・・・」

雲「それはメアがバカだからだよ・・・」
雲雀は哀艶な瞳でメアを見つめた・・

メ「バカとはなんだね!!・・恭弥!・・君の方が
わたしの何倍もバカだぞ!!」

雲「勉強とかそういう話をしてるんじゃない・・
君にはわからない・・」

メ「・・・なんなのだ!!・・骸も・・恭弥も・・
皆して何故、わたしにはわからぬと・・・」

雲「・・・・・あいつの方が先なんだ・・」

メ「はっ??・・君・・何のことだね・・??」

雲「別に・・なんでもない」

メ「何故・・何も教えてくれないのだ・・
わたしを未熟な子供だと思っているのなら
わからないことがあれば優しくわかるまで熱心に説く
のだろう??保護者というものは・・・」

雲「そんなこと知ってるんだね・・」

メ「バカにしているのか・・しかし・まさか
あんなにつまらない書物が役に立つとは・・」

雲「本で読んだんだね・・・」

メ「あぁ・・そうだとも・・物事をしるすべは
本を読むかいれば・・だが保護者に教えられるものだと・・」

雲「保護者なら居るんじゃない??」

メ「・・・さぁな・・骸はそれらしき
ことを言っていた気がするが・・
どこまで本心なのか・・わたしは知っている・・彼が・・
他人の心に入り込み相手が気を許したところで
その者の全てを自分の物にする様を・・」

雲「・・・・僕は・・・」

雲雀がしゃべり終わる前にメアは口を開く・・
メ「だから・・・・いずれ彼がわたしを
欺くだろうと・・・その瞬間が来るのはつ・・・」

最後に何か言った気がするが・・
口籠り聞き取れなかった・・

雲「僕は・・それに六道骸も・・」

メ「いや・・言うな・・言わなくていい・・
もう・・どうでもよいことなのだよ・・
まず・・わたしという存在は
闇の深淵に沈ませ誰の目にも触れぬように
すべきだったのだ・・」

雲「意味がわからない・・何言ってんの・・??
やっぱり君はバカだ・・」

メ「バカではない・・・そうすれば・・
誰も犠牲になることはなかったのだ・・」

雲「何の話??」

メ「わたししか・・いや・・もう一人いるが・・
この世では2人しかしらないことだ・・
お前は何故か気にするだろうから言っておくが
もう一人とは骸のことではない・・」

雲「ふ〜ん・・ならいいや・・
というか・・早く帰ってくれない??」

メ「あぁ・・そうだな・・」

メアはスッっと立ち上がり歩き出そうと・・

メ「いや・・その前に・・・・
右足に激痛が走っている・・君・・どうにかしたまえ・・」