二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: リボーン二次小説集☆☆ ( No.456 )
日時: 2011/04/23 21:11
名前: ボリーン (ID: tmcDqXQU)

第二十七話

・・彼女は・・凡人には到底予期できない
何かを予期していたのだろう・・・

だからあぁやって・・静かに待っていたのだ・・・

全てを見通す知性に満ち
   静謐を湛えた双眸を
   しかと見開いて・・・



アジトにはツナ以外の守護者はいない・・
リボーンも出かけている・・


メアは・・与えられた自室で
いつものペダル付き椅子に腰掛け・・
顔は高慢そうにツンっと澄まして
静かに何かを待っている・・・


部屋は静寂(しじま)に包まれ
電気はついておらず
地下で窓がないために
光はドアの隙間から入るわずかな光だけである・・


にわかに・・その静けさを破る音が響く・・

—コツン・・コツン・・—

靴が床に当たる音・・・足音・・

メアのところに近付いてくる・・

メアの体が一瞬震えた・・