二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: リボーン二次小説集☆☆ ( No.460 )
日時: 2011/04/24 20:14
名前: ボリーン (ID: 13s.kbX8)

第二十九話

メ「ジャン・・君は・・わたしに説教をするために
わざわざやって来たのか・・??」

メアの不機嫌そうな声が響く・・

ジャン「・・・いや・・もちろん違う・・・
・・メアに後悔させるためだ・・」

メ「・・後悔・・・っか・・」

ジャン「8年前に亡くなった・・オレの叔父様・・
つまり・・お前の父上の為にも・・・」

メアの顔が苦々しそうに歪む・・

メ「・・彼の死は・・」

ジャン「叔父様の死は・・お前のためだ・・」

メ「・・黙れ」

メアは小さな声で呟いた・・

ジャン「叔父様があの銃弾からお前を
守ったのは・・・お前を愛していたからだ・・」

メ「黙れ!!!!!」

メアの低く・・体の芯まで響く怒声・・・・
細く・・弱弱しそうな娘から発せられたとは
考えられぬほど・・大きな声・・

ジャンは一瞬・・体を震わせた・・

ジャン「・・・認めろ・・・
叔父様がお前を外に出さなかったのだって・・
お前をマフィアの手から守るためだ・・・
・・娘を愛していたからだ・・」

メ「・・・・そんなことはわたしにとって
どうでもよいことだ・・・
全ては過ぎ去ったことなのだ・・・
父の死も・・終わったことなのだ・・全て・・
今になってアイだのなんだの
騒ぐ話ではない・・・」

ジャン「・・・過ぎてない・・・
少なくとも・・オレとお前の中では・・」

メ「過ぎた・・8年も前にな・・」

ジャン「・・・いいや・・お前が全てを認めるまで終わらない・・
お前が後悔するまで終わらない・・でも・・
叔父様のことだけではない・・・
今日で全て終わる・・・・」