二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: リボーン二次小説集☆☆ ( No.461 )
日時: 2011/04/24 20:40
名前: ボリーン (ID: 13s.kbX8)

第三十話

メ「・・・ジャン・・今の説明では
貴様についての説明がない・・・」

ジャン「!!・・・・やっぱり・・鋭い・・」

メ「当たり前だ・・わたしのことばかりでは
不公平だ・・貴様にとって過ぎていない理由を述べよ・・」

ジャン「・・・・知ってると思うが・・・・
オレはあの時・・物陰に隠れていた・・
銃ももっていた・・・・・撃とうと思ったら撃てたんだ・・・」

メ「確かに・・父が凶弾に倒れた後・・
ジャンは一目散にわたしを助けに来たな・・右に銃を持って・・」

ジャン「・・あぁ・・だから・・救おうと思ったら
メアだけでなく叔父様だって救えた・・・
なのに・・オレは撃つ勇気がなかった・・
全身は震えるし・・外したらどうしようとか・・
人を傷つけるのは気が向かないし・・」

ジャンは眉間にしわを寄せ悲痛そうな顔で話す・・

ジャン「でも・・今考えたら・・それで
2人を救えたら・・よかったんじゃないかって・・
そう思うと・・忘れられない・・ついさっきのことのように・・」

メ「・・・甘いな」

メアはニヤリッっと不敵な笑みを浮かべ呟いた・・

ジャン「えっ!!??」

メ「甘いと言ったのだ・・貴様は実に甘い・・
やはり・・母似なのだ・・・」

ジャン「・・オレは・・」

メ「よく考えたまえ・・・もし・・その銃で
わたしとわたしの父を殺したとしたら・・」

ジャン「・・・メア・・お前・・」

メ「貴様の父はわたしの父の弟・・
我が家は特殊であり家督相続に性別は関係ない・・
つまり・・家督相続権1位はわたしにあった・・
っがしかし・・そこで2人を殺せば・・」

ジャンの顔が怒りに歪んでいく・・

逆にメアの顔はニヤニヤと愉快そうに
不気味な笑みを浮かべていた・・

メ「貴様の父が亡き今・・・フィリドールの
全てを手にしていたのはお前なのだ・・・
金も・・家宝も・・何もかも・・
わたしがお前ならば・・」

ガッ!!!
 
ジャンが怒りにまかせ思いっきりメアの頬を殴った・・

その勢いで2人はそのまま床に崩れた・・