二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: リボーン二次小説集☆☆ ( No.467 )
日時: 2011/04/28 21:22
名前: ボリーン (ID: HFG8XWOG)

第三十三話

メ「ジャンはバカだ・・・」

メアは吐き捨てるように言う・・

メ「・・わたしは・・ジャンの性格も・・
思考力の程度も・・・わかっていたのだ・・
もちろん・・ジャンが考えていたことも・・
伝えたかったことも・・・」

肩を震わせながら嗚咽を押さえるかのように唇を噛む・・

メ「だから・・死ぬ必要はなかったのだ・・・」

冷たくなっていくジャンの骸に
メアの涙が落ちる・・・

腹から流れ出る血と痛みになど
全く気にならないようだ・・・

生温かいジャンの手を温めるように包み込む・・

眠っているようなジャンの顔を
物悲しそうな顔で見つめると

ゆっくり立ちあがった・・・

服の血痕が広がった・・
メアは怪我を押さえよろめきながら
椅子に向かう・・

メ「っ・・・これが戒め・・か??・・」

腹と口から血を流し・・
目から涙を流し・・

力なく悲痛な声をあげた・・