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第三十五話

驚きで声も出ず・・ただただ
メアの余りにも細い体を強く揺さぶる・・

メアは死んでいるように反応がない・・

ツ「まさか・・本当に・・・そんな・・
そうだ・・！！・・息は・・脈は・・・」

震える手で呼吸と拍動を確認する・・・

どちらも弱弱しいものではあるが・・
なんとか・・動いている・・

ツ「よかった・・・って・・よくない・・
早く運ばないと・・・いや・・でも・・
この人も・・・でも・・この人は・・もう・・」

ツナは倒れている青年の呼吸と拍動を確認すると・・
悲しげに目を伏せた・・・