二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: リボーン二次小説集☆☆ リク受付中!! ( No.493 )
日時: 2011/05/08 17:46
名前: ボリーン (ID: iUdLMAK/)

第七話

フェリスは歌を歌いながら廊下を歩く・・

その歌は子守歌のような優しさと
誰かを悼むかのような悲しい響きが
合わさって包んだような
不思議な曲・・・

短い黒髪に切れ長のツリ目・・・
ムッツリと口を閉じている青年が

壊れた扉から入って来た・・

ボンゴレ雲の守護者・・雲雀恭弥だ・・

掃除をしていた若い使用人は
脅えて何処かに逃げてしまった・・

雲「・・・・??」

聞き覚えのない歌声が耳に届く・・

人間とは思えない不思議な響きを持つ
歌声に聴き惚れていた・・

歌がプツリと止んだ・・

フェ「君は・・何故つっ立っている・・」

雲「!!・・・・君には関係ない・・」

フェ「歌が気になるのか??・・・そうなのだろう??雲の守護者」

雲「別に・・君は何者??」

フェ「フェリス・リュール・・・よろしく!・・
ちなみに今の歌は森で妖精を呼ぶ歌・・」

雲「・・そっ・・・(多分この子は頭が逝ってる・・)」

フェ「本当だ!!わたしはこの歌で
不思議なコマドリを呼んだ・・・・」

雲「・・僕は暇じゃない・・じゃあ・・」

フェ「またすぐに会うよ・・数日中にね・・」

雲「・・・・・」

フェリスは屋敷を出て行った・・

雲雀の頬は少し赤いように見えた・・