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第九話

・・三日後・・

フェリスは大きな鞄を二つも持って
屋敷にやってきた・・・

フェ「今日から此処に住みま〜す！！！」

よく通る大きな声で言った・・

ツ「部屋はそこだから・・これからよろしく！・・」

フェ「ボンゴレよ・・まぁ・・わたし達に
任せなさい！！」

ツ「あ！そうだ・・・コマドリは・・」

フェ「・・・さぁ？何処にいるかな？？」

ツ「えっ！・・・此処に居る？？」

フェ「君の目の前だ・・」

ツナの目の前にはフェリスと大きな鞄が二つ・・

ツ「・・・まさか・・・鞄の中に・・」

フェ「ピンポーン！！まぁ簡単だね・・・」

フェリスは右手に持っていた鞄を開ける・・

バッっと鞄が開く・・・中には・・黒い塊・・いや・・人間？？
黒い死神のようなローブを着ていて・・
顔が隠れている・・・

フェ「こちらがコマドリで〜す・・・」

コ「コマドリではない・・」

変声期前の少年の声とも少女の声とも
大人とも子供とも老人ともわからぬ
不思議な低めの声・・・

思わずゾクッっとする・・・

ツ「初めまして・・・ボンゴレ十代目の沢田綱吉です・・」

コ「名乗らずとも知っている・・・・ボンゴレ・・
こんなバカとわたしを預かってもらえるとは・・
感謝してもしきれんよ・・・」

ツ「いえ・・・オレ達の方が・・感謝してます・・」

フェ「バカじゃない！！」

コ「いや・・君はバカだとも・・フェリス・リュール・・」

フェ「うるせぇ！！首が飛ぶぞ！！このクソ野郎！！」

コ「そうやってすぐに感情的になるのは
バカの典型だ・・」

フェリスは腰から剣を抜きコマドリに
切りかかる・・・

コマドリは軽々避けて・・フェリスは剣を振りまわし続け・・・

戦闘は１０分続いき・・・

斬撃で部屋は切り傷だらけになった・・