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第二十話

・・数時間後・・

ほぼ漂流状態であったがなんとか陸に到着することに
成功した・・・

フェリスはボートに乗っている間中ずっと
気絶していたが・・航海の安全のためには
それの方が都合がよかったかもしれない・・

コマドリこと・・ロビンは近くに居た男性に
英語で話しかける・・

ロ「すまないが・・此処はなんという国だ？？」

男は英語が理解出来なかったらしく
肩をすくめて何処かに行ってしまった・・

ロ「英語が通じない・・ということは・・
どういうことかわかるな？・フェリス・・」

少し調子が悪そうなフェリスは頭を押さえながら答える・・

フェ「うぅ・・・ローランド・・ってこと？？」

ロ「そういうことだ・・・今の人間は外見的に
ヨーロッパ人系だ・・そこらへんの者達は
英語をしゃべれる者が大半・・だが・・ローランドは
外国との関わりがほとんどない・・・
つまり庶民は英語をしゃべれないのだ・・」

フェ「意味分からない・・気持ち悪い・・」

ロ「・・・・頭が逝っちゃってるみたいだ・・」

フェリスはなお、う〜う〜唸っていた・・・