二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: リボーン二次小説集☆☆ リク受付中!! 参照2500突破!! ( No.523 )
- 日時: 2011/05/16 22:49
- 名前: ボリーン (ID: lwQfLpDF)
第二十二話
・・翌日・・
列車に乗って首都ローデントにやってきた2人は
とにかく目立っていた・・・・
フェリスの類稀なる美貌・・そして女性にしては高い身長・・
ロビンの不気味な洋服ににつかぬ貴族を思わせる優雅な歩み・・
様々な理由が交錯して・・・
とにかくすご〜く目立ちまくっていたのだ!!
恥ずかしさに少しフェリスが頬を染めた・・
それを見て周りの男性達はゴクリっと唾を飲む・・
ロ「此処だ・・ローランド一安全とされる銀行・・
ファント銀行・・・此処にフェリスが欲しい物が保管されている・・」
フェ「うわ・・すごっ!・・・」
フェリスは銀行の外装の凄さに圧倒されている・・
フェ「1900年代初頭の様式だ・・・」
ロ「あぁ・・その頃に建て直したと聞いた・・」
ロビンが中に入った後もフェリスはしばらく外に居て
上を眺めていた・・・・
従業員達はロビンの様相に引き気味だが
客であることに違いは無いので声をかける・・・
従「・・・御客様・・本日はどのような御用件で・・」
赤い眼をした若い女性の従業員はロビンに声をかけた・・
チロリっとフェリスの顔を見上げ・・
彼女の蒼い双眸を睨みつけた・・
ロビンは不穏な空気を断ち切るために話を急ぐ・・
服の中から鍵を取り出し従業員に見せた・・
ロ「これだ・・・・・・」
従「これは・・・・もうし訳ございませんが・・
私では対応できません・・・上の者を呼んで参ります・・!」
従業員は走って何処かに行ってしまった・・・
少しすると・・従業員がかけていった方向から
中年のいかにも偉そうな男性がやって来た・・
ワ「・・ワーカーと申します・・では鍵を・・」
ロビンは黙って鍵を渡す・・
鍵の形状は細かく・・錠前というよりは芸術品・・・
ワーカーと名乗った男は白いシルクと思われる布に
それを受け取った・・少し吟味し
手にした種類をチラチラ見た後・・再び口を開いた
ワ「ロビン・シュバルツ・ローデルロリヒ様ですね・・」
ロ「如何にも・・」
ワ「申し訳ございませんが・・お顔を見せていただけますか??」
ロビンはスルリッっとフードを取る・・・
ワ「!!!・・・どっ・どうも・・」
その様子を見ていた周りの人々はざわめきはじめる・・
ロビンは緑の眼で鬱陶しそうに周りを睨みつける・・
ワ「こちらです・・」
ワーカーは眼の前に居る緑の眼を持つ少女に動揺しながらも
権威を保ちつつ接客に従じる・・・