二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: リボーン二次小説集☆☆ リク受付中!! 参照2500突破!! ( No.527 )
日時: 2011/05/17 22:28
名前: ボリーン (ID: 6CzRMEj0)

第二十六話

・・目を開けると真っ暗だった・・・

どうやらわたしはアイマスクを付けられているらしい・・
手足が動かない・・ロープで縛られているのだろうか・・??
ガタガタと床が揺れている・・
なんだか気持ちが悪い・・吐いてしまいそうだ・・
酷い倦怠感を感じる・・・・
わたしはどうなってしまったのだろう・・
頭が混乱して思考がまとまらない・・・

頭がグラグラし始めた・・・
わたしの意識はまた闇に堕ちた・・・


・・再び眼を覚ました・・・

わたしの体にはアイマスクもロープを付けられておらず・・・
ふかふかの大きな天蓋付きベットの上で寝ていた・・
倦怠感はあったが気持ちが悪いことはなかった・・

近くに人が居る・・・恐る恐る横を見た・・・

?「気が付いたみたいだね・・・僕が誰だかわかるよね・・・??」

驚きに声が出ない・・頷いたつもりだが・・
上手く頷けているだろうか・・・・

?「やっぱり・・君は美しい・・・」

恐ろしく腹が立った・・・この青年をいますぐ
殺したいと思う程に腹が立ってしょうがない・・・

?「そんな顔しないで・・あの村を燃やしたのは
僕じゃない・・母上だ・・・でも母上はもう死んだ・・
もう・・だれも邪魔出来ないんだ・・・」

青年はわたしの手を握ろうと手を伸ばす・・
わたしはそれを振りほどく・・・

もう何がなんだかわからない・・・・
この男のどうでもいい感情のためにわたしは大切なものを
失ってしまった・・5年も前の話だけれど・・
今でもわたしの心に強く刻まれている・・

やはり・・ロビンの言うように・・感情などいらないのでは??

そういえば・・ロビンは・・・

フェ「おい・・・ローランド一の大バカ者・・
自分の首を飛ばされたくなければ・・
わたしの質問に正直に答えろ・・・」

青年はわたしの剣幕に驚き・・
精神的に弱そうな顔を悲しそうに歪めた・・・

フェ「・・・ロビン・シュバルツ・ローデルロリヒは・・
わたしの愛すべき友を何処にやった!!」

?「!!・・・・わっ・・わからない・・僕は・・だって・・
そういうことは全部・・大臣達が・・しらない!!」

青年はどう見ても嘘もつけないぐらい弱そうだ・・

フェ「・・・そうか・・ふ〜ん・・・」

?「あ!!ダメだ!!探しに行ったりしては・・
それは許さない・・・・せっかく君を
手に入れたんだ・・・逃がしてなるものか・・・」

フェ「・・・完璧に誘拐だ・・・許されると思っているのか??」

?「あぁ・・もちろん・・だって僕は・・
ローランド王国の国王・・・
ノーマレル・オレ・セルビアーレ・ローランだからね・・」

ヨーロッパ一の悪女と云われた母親に似た
悪そうな笑みを浮かべた・・