二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: リボーン二次小説集☆☆ リク受付中!! 参照2500突破!! ( No.533 )
- 日時: 2011/05/19 20:58
- 名前: ボリーン (ID: Atweuouf)
第三十話
そんな雲雀の後ろ姿をロビンは寂しげな眼で追う・・
ロ「その愛が全てを壊すことのないように・・
せいぜい頑張りたまえ・・雲雀恭弥・・」
・・王宮にて・・
フェリスは立ち上がり国王にしては若く・・そして
気の弱そうな青年と対峙していた・・
フェ「・・お前がわたしに惚れこんでいる理由になど
興味はないし・・そもそも・・お前のわたしに対する
思いなどどうでもいい・・・」
フェリスは鋭い声で話しているが・・
少し体が震えているような気がする・・
ノ「・・ふ〜ん・・そんなことどうでもいい・・
君の承諾なんていらないし・・
君が拒否しようとフェリス・リュールは
僕の物だ・・」
我儘と自己中の塊・・
これが甘やかされ育った人間という奴なのだ・・
この男からは気高さという物を感じない・・
フェ「・・・お前にいいことを教えてやる・・」
ノ「何・・??」
ノーマレルは顔を輝かせた・・
フェ「・・我が友が言っていたことだ・・・
数日後・・この王国は滅びる・・そして
新たな国へと変わる・・・王国は共和国へと
生まれ変わるのだ・・っと・・」
ノ「そんなことはない!!あってなるものか!!
またあいつか・・ローデルロリヒ・・・
忌まわしき緑の眼を持つ一族・・・」
フェ「ロビンの予知は外れない・・」
ノ「ダメだ!!当たらせるものか!!」
フェ「・・もうこれ以上我儘を言えなくなるのが怖いのか??」
フェリスは皮肉たっぷりの言葉を吐き捨てる・・
ノ「我儘??・・僕はそんなこと一度だって・・一度だって・・」
フェ「・・!!・・・・・」
ドアが静かに開いて・・雲雀が部屋に入り・・
近くのクローゼットの中に滑りこんだ・・
ノーマレルはドアに背を向けているため
全く気が付いていないようだ・・
フェ「・・考えが変わった・・。
わたしはよろこんで君の物になる・・・
思ったら・・・それが一番幸せかもしれない・・」
フェリスはそう言うと笑顔を見せた・・
ノ「え・・・・ホント??」
フェ「あぁ・・いや・・はい!
今までの数々の御無礼申し訳ございません・・」
フェリスはスッっとノーマレルの手を握った・・
ノ「いや・・気にしていない・・/////・・
僕は・・嬉しくて仕方がない・・ありがとう・・/////
じゃっじゃあ!!ちょっと待ってて・・!!」
ノーマレルは部屋の外に出て行った・・
フェ「・・まさか君が来るとは・・・予想外だ・・
ツナが来ると思っていた・・」
雲「あ・・そう・・早く行くよ・・」
雲雀は何故だか不機嫌そうな顔をしていた・・