二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: リボーン二次小説集☆☆ リク受付中!! 参照2500突破!! ( No.539 )
- 日時: 2011/05/22 20:56
- 名前: ボリーン (ID: fQM5b9jk)
第三十四話
ロ「・・らしくないことを・・まぁ・・
普通に他人だと思っている・・」
雲「あ・・そぅ・・」
ロ「なんだ???・・・・もっと情の入った答えが欲しかったのか?」
雲「いや・・僕はそんなことどうでもいい・・
でも・・あの子は・・君のことをどう思ってるかね・・」
ロ「・・・・友・・なんだろう・・分かっているよ・・
フェリスの気持ちぐらい・・彼女は親しい者を
失くしたんだ・・それ以来・・ずっと一緒に居た
わたしを大切な存在だと思うことに
不可解なことはない・・・」
雲「そうだね・・」
ロ「ただ・・わたしにその気持ちを汲むほど
素晴らしい心がない・・それだけのこと・・・」
ロビンの声はひんやりと冷たく鋭い・・
ロ「・・・それにフェリスは・・それくらい
分かってわたしを友と思っているのだろう・・・
そこまでバカじゃないよ・・君の大切な人は・・」
雲「・・一言二言多い・・・・。
まぁ・・いいよ・・それだけ聞ければ・・・
確かに・・僕はあの子の方が好みだけど・・
君の方が気が合いそうだよ・・・」
ロ「誰かにそう言われたのは初めてだよ・・・」
ロビンの声は心なしか弾んでいる・・
雲「そういえば・・なんで顔を隠してるんだい??」
ロ「!!・・・・」
ロビンはいまだに布団を被ったままである・・・
ロ「・・・あのフードを被っていたのは・・
魔除けの為だが・・今は・・君が居るから隠しているのだ・・
フェリスだけなら隠さないがな・・・」
雲「ふ〜ん・・ブサイクだからじゃないんだね・・」
ロ「!!・・・貴様・・言っておくがね・・
わたしはローランド人なのだよ!!
外で見ただろう??・・ローランド人女性とは
皆、美人なのだよ!!・・・ブサイクということはない!!」
雲「じゃあ・・隠さなくていいよね??・・・」
ロ「君は何がやりたい・・・フェリスと仲良くやっていれば
いいところを・・・」
雲「何本気になってんのさ・・じゃあね・・僕は
あの子を追うから・・・」
ロ「あぁ・・そうしたまえ・・・それと・・
愛とは盲目だ・・気を付けろ・・・」
雲「盲目・・・・クスッ・・確かに・・何も見えないね・・・
じゃあね・・・」
ロ「・・・やっと静謐が訪れた・・・」
布団から頭を出したロビンはそう呟く・・
布団の中が熱かったせいだろうか・・
不思議な紋様のような物が書かれた頬は少し赤かった・・