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第四十四話

夜は明け・・辺りは明るくなりはじめた・・

今日もまた・・いつも変わらない平和な日々が続くはずだった・・

巨大な屋敷からは煙が上がっていた・・
至る所から上がる白く細い煙は上空の風に揺れて消えていく・・
半壊した屋敷にある物は・・死体ばかり・・

すっかり人気のなくなった屋敷・・・

壊れた姿でも確かに其処に建っていた・・

火事の被害を被り少し焼けてしまった森・・

朝の静かな森から誰かを呼ぶ声が聞こえる・・


煤で少し黒くなってしまった体や服を気にすることもなく・・

ツナこと・・ボンゴレ１０代目沢田綱吉は
森の中を飛び回り・・
声を張り上げて必死に仲間を探していた・・・

いくら必死に探しても仲間は一人も見つからない・・

敵から逃げるためもうすでに森を去ったのか・・それとも・・