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第四十八話

廊下に風が通る・・・・

その度に血が舞った・・

まるで妖怪カマイタチが通ったかのように・・


—風が止まった・・・—

風下にいたのは一人の少女・・手には血みどろの剣・・
柄には何か文字が刻まれている・・

少女は眼に入った人間を全て切り捨てているようだった・・

その剣捌きは何故だか剣が宙に浮いているような
不思議なものだった・・

ロビンは階段を駆け上がり踊り場に出る・・

すると・・踊り場の下と上から敵がどさっっとやってきた・・
ざっと・・・５０人くらいは居るだろう・・

ロビンはそんな危機的状況にありながらも
ニヤッっと笑い敵をギロリッっと睨みつける・・

敵は一斉にロビンに攻撃する・・

ロビンは大きく飛躍し剣を振り下ろす・・・
その後も怯むことなく攻撃を繰りかえるが

ボックスの攻撃を受けてどんどん弱っていき・・
スピードと攻撃のキレがなくなって来た・・

沢山の傷を負いロビンはとうとう動けなくなって床に倒れ込む・・
敵はとどめを刺しにかかる・・・

次の瞬間・・辺りを覆ったのは


——紫の炎——