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第4話(続き)　　　　本当は好き、大好き

〜希沙羅SIDE〜
俺と由羅衣は帰宅部という何もしない部活に入った。入ったというより、何にも入っていないから。
「なぁ由羅衣・・・部活・・・「サッカーという名をだすな」」
「・・・っ」
即答されてしまった。
由羅衣がサッカーを嫌いに・・・大嫌いになってしまったのにも無理もないんだ・・。
そして俺もサッカーが嫌い、大嫌いだ。
由羅衣を傷つけ、そして俺を傷つけた。
サッカー自体昔は俺も由羅衣も好きで、大好きで仕方なかった。
それなのに・・・あの・・・あの男のせいで・・・！

“影山れいじ”

俺はあいつを絶対に許せない。由羅衣にこんな右目を与えたのを・・・。そして俺に苦痛という名の文字を与えたのを・・・。


—続く—