二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ボカロ】Let’s! VOCALOBAND!!短編Ⅲ終了! ( No.228 )
日時: 2010/07/16 20:43
名前: 白柊 ◆aUgcx1Sc9Q (ID: COldU63y)
参照: http://部活地獄開催間近! 曲は完成する訳が無い!(涙

メルト・フォルテ Ⅲ

「実は…………」

顔をこれ以上も無い位に紅くして、カイトは言いました。

何かつられて、こっちまで紅くなりそうです。


すると、カイトの言葉はそこで止まりました。



「…………ごめん。やっぱりまだ言えない……///」

頭を抱え込む様にして、カイトは縮こまります。
その表情はどこか悔しさと恥ずかしさを物語っていました。

カイトにしては、珍しい表情。

溶けているアイスみたいですね。


「……絶対に、い、いつか言うから……」


そう言ってカイトは。


私の手を。





握った…………?


「……え?」

あまりに突然に握られたので、思わず当惑しました。
心なしか、顔が紅い気がします。

するとカイトは自分のやった事に気付き、慌てて手を離しました。


「うわっ! ごご、ごめんっ!/// お、俺、何やってるんだろ……」

カイトは少し戸惑い、ちょっと嬉しそうでした。

……これが、恋なんでしょうかね。

冷静になろうとしてなりきれない自分が居ました。


「…………別に、良いよ?」

何とか、これだけ言えました。



正直に言うと私も焦りそうでしたけど。




「そ、そっか……なら、良いんだ……」

恥ずかしがりつつも笑顔になるカイト。

何か、いつもと違って少し変わって見えました。





本当に、私もどうかしちゃったんでしょうかね。



少し顔が赤くなりました。