二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 《銀魂》凛として咲く花の如く ( No.110 )
日時: 2010/08/27 15:20
名前: 月兎 (ID: QuEgfe7r)

第九訓「綺麗な薔薇には棘があるっていうよね」

「誰だよ、おじさんって」
銀時は神凛に聞くと、神凛は凄い勢いで振り返ると

「命の恩人!!」


アバウトだな、おい。
「いや、わかんねェから!」

「神凛さん、仕事って言ってましたね」
そこに新八がフォロー。

後ろで真選組がギャーギャー言ってる間に話はどんどん進んで
「そうそう!私が死にかけてたところを笑って助けてくれた、運び屋だよ、運び屋」

やっと話の点と点が結びつく。

「んで、その届もんっつーのがアレか」
銀時は煙の立ち込める方を見つめると、呆れたように言う。


「ヤバいとこじゃねェか、どう考えてもよ」
話を聞いた限りそれ以外はないと確信できる。


「いやいや!おじさん悪く言うなよ!」

「いや、怪しいアル。」

「うっせーな!夜兎女!悪くねェっていってんだろ!」

「黙ってろヨ!月兎女!怪しいっつったら怪しいアル!」

そんな争いに、新八はあわててか呆れてかどちらかわからない表情で二人を見ながら言う。


どこまでも噛み合う事のない神楽と神凛。


「落ち着いて下さい!確かにそのおじさん、運び屋は怪しいですけどそれより差出人と受取人も危ないじゃないですか!」

もっともです。

「あぁ!?ああ、そうか、おじさんを陥れようと!というか私を陥れようとしたなコンチクショ—!!」
怒りの矛先を神楽に向ける神凛。

傘を振り回すと

「今ここで私が落とし入れてやるアルよ!地獄にな!!」
神楽ちゃん、キャラ壊れてませんか?

多分大丈夫です、これミニコントだと思ってみてくれれば。

「テメーらやめろよ、ったくもうそんなことどうでもいいから、もう爆発したんだからしょうがねーよ」
銀時はめんどくさそうにそう言うと帰るぞ、という。


「過去は過去、今は今っつうだろ」



「「そーですね!」」
おいっ、とツッコミの入れたくなるようなボケをはもらせた女組。





とそこに—





というかもうこれ何回目だよ。
これが最後になることを祈ってますとも、うん。