二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 《銀魂》凛として咲く花の如く ( No.125 )
日時: 2010/08/28 18:42
名前: 月兎 (ID: QuEgfe7r)

第十訓「空から降ってくるのは美少女だけ」


「あ」
目が合った。

突然空から落ちてきたのは可愛い女の子などではなく指名手配犯の男でした。

「小太郎っ!」
神凛は指をさして名前を呼んだ。

それに指名手配犯は


「小太郎じゃない!桂だ!!」


大きな声でそう叫んだ。
それにはギャーギャー言ってた真撰組も振り返り目を光らせると。

「かァつらァ!!!」

「あ、間違えた。桂じゃない!ヅラだ!!」
訂正。
あわてる様子一切なくそう淡々と告げた。

「ヅラ!もうお前それいいから、慣れすぎて全部間違ってるから!」
銀時はツッコむと神凛を見た。

「うおぉ!小太郎じゃん、お久しブリーフ!!」
謎のギャグを入れた神凛は音であらわすと、キャイキャイといった感じで桂に近づいていった。


「ん?銀ではないか!」
ギャグかそれ、紛らわしいな。

「俺とかぶってっから!」

「それ名字だし!しかも銀て書いてシロガネって読むから!」
いや何て読んだのかは字じゃあらわせないんだけども。


そんなことやってる場合ではないのだ。


そこに後ろから桂を追いかけてきた真選組隊士達の一人が声をあげた。
真中にたっている短髪で可愛い顔した少女。


「桂、神妙にお縄につけ」
淡々とした無表情顔でそう言う彼女—無兎

「無兎!テメー耶麻と穂乃嘉はどうした」
こんな爆発もあって、桂が姿を現したというのにいないのはおかしい。


「自分が知るか。穂乃嘉は来る途中に拉致られた、耶麻は、途中で忘れ物したとかいって戻った。」

「知ってんじゃねェか!しかも途中で穂乃嘉も耶麻もいなくなってだろ!」
それに無兎は怪訝な顔で言う。


「其れで?」
せっかくのボケっぽいのも台無しだ、そうツッコミは思うのだろう。


「うお、いっぱい来た!逃げる、戦う、道具、自殺、さぁどれ!」
神凛はなぜか楽しそうにその光景をみて桂に謎のRPGてきな選択しを並べた。

「道具」


「真面目に答えてんじゃねェ!」
銀時のツッコミに桂は

「クソ、カラッポか。」
無視して何か道具袋をあけていた。


「いつもの爆弾はどうしたアルか!」
神楽は思い出したようにそう言うと


「今日届く筈だったのだが…」


そう返ってきた。
それに皆顔をあわすと同時に—





『お前かよォォォォォォ!!』