二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 《銀魂》凛として咲く花の如く ( No.169 )
- 日時: 2010/09/01 18:22
- 名前: 月兎 (ID: 3ePGpESz)
第十一訓「よそはよそ、うちはうち、今暇?」
「近藤さんを爆発させたのは桂、お前ですかィ」
総悟が土方が何か言う前に声を出した。
「いや、違うから。間接的は違うから」
「じゃあ間接的じゃないけど爆発させたのは桂、お前なn『黙ってろ!』
続いて由江壱が言おうとするのを銀時が声で封じる。
「何?俺が何をしたって言うんだ」
いろいろしてんだろ。
無駄にシリアスになってきたところで銀時がまた口を挟んだ。
「届くはずだったって、ヅラ…テメー誰から買ってんだよ」
そうである、爆弾を売るものは危険な人物に違いない、それに指名手配犯んも男とかかわりを持っている時点で何かあること間違いなしなのだが。
「お主ならしってるだろう、銀時」
「何をだよ、お前のことなんてこれっぽちも知りたくねぇよ」
その言葉にあっけらかんに答えるとすぐに返答が返ってきた。
「朱里だ」
・・・。
沈黙、だが銀時だけは
「またアイツかよ!まだやってんの?なんでやってんのォォ!?」
「朱里ってあの朱里?」
神凛は少し驚いたように、どこか陰のある声で聞いた。
「『銀を爆発させるためだよ』そう言ってたけどな、フハハハ!!やはり銀時、俺とともにもう一度刀を抜かないか!」
「いや、どっから繋がったんだ!お前に助けられんのか!?そんなの御免だ!というかアイツはもうヤダ、どっかいってくんないかなー、どっか遠いところいってくんないかなー、なんで昔馴染みの奴らはドイツもこいつも…」
そんな間抜けな話を聞いていた神凛は複雑そうな顔をしながら
「私も混じってるよね?それ私にも言ってる!?」
そういった。
「旦那、旦那ー」
後ろからそう呼んだのは由江壱だった。
「あ?」
「お話もいいけど、状況見たほうがいいなぁ」
「銀ちゃん銀ちゃん」—神楽が呼ぶ。
「あ?」−もう一回。
「リーダーリーダー」ーそこにヅラも呼ぶ。
「何あるか、ヅラ」ー神楽返答。
「ヨロシク」
「ヅラぁ!!」
そう一言残して桂は姿を消した、というように見えただけである。
あたりには煙が立ち込めて・・・
って。
「結局持ってんじゃねぇか!!」
そう嘆きの突っ込みも虚しく取り囲まれた万事屋一向はその後、真選組屯所へ連れて行かれるのだがそれはまた別の話。
でもない。
『アイツ次あったら本当に殺すから!』
全員仲良く悪口を言い放ち、ゴリラと公共の場の修理代を借金することになるのだった。