二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 《銀魂》凛として咲く花の如く     【妖視篇】 ( No.196 )
日時: 2010/09/07 18:28
名前: 月兎 (ID: 3ePGpESz)

第十三訓「組とかつくと危ない、いろんな意味で」



時は少しだけさかのぼる。
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけだってば!



「娘を探してほしい」


「_____はい?」
思わず神凛は聞き返した。
目の前にいたのは大柄な男、そして場所は…

『銀さん、あの、ここ彪樫組の…』
新八が後ろで銀時に耳打ちをする。


そうである、なにがだ?いやそうなのである。


ここは彪樫組の屋敷。
組って聞いたら分かると思う、危ない人の家だ。

『なんだよ、彪樫組ィ?』
知らないで来たのかよ。



そしてほんの少しさかのぼ…らない。
もう回想はなしである。

銀時達万事屋一向は屋敷に到着した瞬間、喜んで入ってきた。
その大きさを見て=金持ちだったからである。
『そうですよ、あの人彪樫組の長の彪樫 椿幸です』

二人がコソコソしている前では神凛と神楽がその、長である彪樫 椿幸(あやかし ちんこう)と対峙して話をしていた。

「椿幸ゥ?」

「珍しい名前アルな、まるで、ち…」
次にくる言葉を隠すためか神凛がこぶしで殴る。


するともちろん喧嘩勃発。



『…わりに内容がな』
銀時は先程神凛が聞き返した言葉を思い返す。

—娘を探してほしい、それだけだ。報酬は弾むぞ—

それだけだった。
『なんでほったらかしにしてたんですかね』
確かに。

親ばかのクセして三日ほど前から迷子というから驚きである。

—それもう迷子でもねぇよ!—

そうツッコミもしてしまった。




「失礼だろうが!ち○○さんに謝れ!」

「いや、お前全部言ってんじゃねェか!!」
ち○○が大声でほえる。

いや間違った、ちんこう=椿幸だった。







「殺すぞ!!早く探してこいよ、あ?」

ということでどなり散らされ外へ…

これがちょっとした回想の全貌である。