二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 《銀魂》凛として咲く花の如く 【妖視篇】 ( No.206 )
- 日時: 2010/09/11 18:47
- 名前: 月兎 (ID: 3ePGpESz)
第十四訓「賑やかさは人一倍、それただの近所迷惑だから!」
万事屋一向が迷子探しという名の依頼を本格的に始めたその頃、同時刻である。
いや、2分ぐらい前かもしれない。
アバウトとか言わないで!
「ひっじかた♪また穂乃嘉拉致られたよ♪」
アリスがいつもと同じ、『中野穂乃嘉拉致報告』をする。
感じが羅列で読みにくいのは気のせいだ。
「またか。アイツこの前も大切な時に…」
呆れ顔で返すと
「真選組が捕まっちゃっていいんですかね」
「マヨのせいですよ、捕まえる方の真選組が捕まるなんて…ちゃんと教育しましょうよ」
総悟の言葉に便乗してきたのは今日は由江壱ではなかった。
土方のことをマヨと呼ぶ彼—罪木 耶麻
いつも由江壱だと思っちゃいけない、真選組は大半総悟派であることは言うまでもないのから。
「俺のせいかよ!」
「煩い。」
そして無兎は睨みをきかせながら土方の言葉を紡ぐ。
彼女は決して総悟派とか土方派ではない、と思う。
「アリスーチョコ持ってきて、久しぶりに任務中だからさ、おめでたいから」
そこで後ろから声がした、今度こそ由江壱だった。
彼は自らの前、床に置いたパソコンを操作していた。
ゲームとかしてるわけじゃない、由江壱は『中野穂乃嘉拉致報告』を受けて動いているのだ。
「えー♪穂乃嘉がかえってきたらね♪今どこにいるの?」
アリスは無邪気な笑顔で由江壱に言うとパソコンを覗く。
「見つかったんですかィ?」
総悟もパソコンを見る。
由江壱、アリス、総悟の覗くパソコンには地図が出ていて赤い丸が地図を移動している。
少し後ろに黒い丸を連れながら…
そう。これは
「GPSか」
言葉とんなよ、土方!
…そうである、土方の言った通りGPS機能を使い、穂乃嘉を追っているのだ。
あまりにも拉致されるのでGPSをつけたのだ。
「もうそろそろ着くよ」
耶麻が横眼で確認すると無兎が立ち上がり、刀を握ると
「自分がむかえに言ってくる」
そう言って部屋を出て行った。
「おい」
土方が無兎が出て行った後に言った。
「なんですか、土方さん」
「なんですか、じゃねぇよ」
「なんですか♪」
「めんどくさい!黙ってろお前は!」
「王子とアリスに謝れ土方!そんで、なんですか!!」
「…巡回どうした?」
『
さぁ?』
「もうマヨ、ツッコミもやめたね」
もちろん耶麻も含めその後鬼の副長の異名通りの怒声で土方に怒られるのだが、それは日常茶番時なので。
「トシ、総悟、皆!俺の出番は!?俺爆発しかされてないよね、この小説で」
さぁ?