二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 《銀魂》凛 と し て 咲 く 花 の 如 く ( No.424 )
- 日時: 2010/10/23 19:53
- 名前: 月兎 (ID: dD1ACbVH)
第三十三訓「一人が忘れるとつられて皆忘れる」
「銀時先生っ!」
「はいどーぞ、神凛クン」
天に向け勢いよく右腕を上げる、もとい手を挙げると銀時の名を呼ぶ。
「これからどうするか、より今までのことを反省しましょう!」
頷きながら聞いている銀時。
するとその後ろから、あのーと声を忍ばせながら手を挙げた人物が一人。
「銀さん」
「なんだね、地味クン」
先生口調の銀時のツッコミは控えておく。
「銀ちゃん、地味クンだと語呂が悪いアル!」
神楽乱入、神凛を差し置いて前に出るとこちらも手を勢いよく上げて言った。
「いーんだよ神楽、あ。神楽クン、彼の名前は地味 メガネなのだよ」
一回キャラ忘れたけど、気にしない。
「どーでもいいわ!!というか僕の話聞いて下さいよ!」
新八がこれ以上はボケが続けないようにと声を張り上げて続けて言う。
「何の話してるんですか?!勝手に始めちゃって僕たち何も分からないんですけど」
ごもっとも。
新八の言葉にいつの間にか立ち上がっていたその場新八を除く全員がゆっくり腰をかける。
「僕達って誰さ?僕の間違いじゃねェの?」
神凛はすでに腕をソファに置いて、欠伸をしている。
「いや、あのそういうことじゃなくて」
「じゃあどういうことアル?」
新八もソファに座ると言った、何処かに指を指しながら。
「読者の皆様にですよ、ほら、これ一応小説ですから勝手に進めちゃったら分からないじゃないですか」
何処か=私達、今これを見ている貴方に向けてである。
「あ、そーいうことね。はいはい」
銀時は
「そういうのは早く言ってよね」
何処かという名の私達の方にカメラ目線を向けると
「そう、今俺達が話していたことはだ!
この先の小説をどうするかってことだ!!」
銀時が握りこぶしを作って言うと、周りは宗教のように大歓声を送る。
一人、茫然。
「あの」
「「「何」」」
「それ、読者いるとこで言っていいんですか?意味無いんじゃないですか、それ」
ゆっくり拳が元に戻り膝の上に置かれた。
ぶつかり合っていた掌が止まる。
「「「あ」」」
全員の言葉がはもると新八が
「忘れてたんかいぃィィィ!!!」
叫んだ。
「次回に続くっ!」
「のか?」
「わかんねェのかよ」
「多分続かないアル」
「おいィィィィ!!」