二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 《銀魂》凛 と し て 咲 く 花 の 如 く ( No.735 )
日時: 2011/04/25 20:07
名前: 月兎 (ID: luklZ16E)
参照: 今回卑猥なネタがあった事を心よりお詫びいたします。

第四十八訓「やりすぎたら何でも許されるわけじゃないよね」


神凛が髑髏と対峙をしていた同刻。

「銀ちゃん、ここ埃っぽいアル」
神楽が嫌悪感丸出しの苦い顔をして床から顔を上げた。

「あたりめーだろ、掃除してんだから」
突発にそう告げ、銀時は言葉を続ける。
「つーかよぉ、神楽お前この小説で掃除すんの2回目じゃん?第壱話読み返してみろよ…」

ペラペラ、と絵があれば書かれていたであろう喋り口調で銀時は言う。
人差し指を立てて思い出してみろと呟いた。

「読み返してみろよ、じゃないでしょうが!何言っちゃってんですか!」
「待つアル、今探してるネ」
新八の言葉等耳に入っていないとでもいうかのように、華麗にスルーをして神楽は言った。

「何を何処で探してるんだよ!」
全くその通りである。

神楽は何処から取り出したかわからない本をまたもやペラペラ、と絵があれば書かれて…以下略。
「おいぃぃぃ!そこはちゃんと書けよ!」

「新八もたいへんだな、いろんなとこに突っ込んじゃってて」
銀時は他人事のようにして、うんうんと頷きながら新八を見た。
「誰のせいだよ!というかもっと言い方ないんですか!?突っ込んじゃっててとか…」

「え、何?新八クン?銀さんのどこの何が言い方違うの?銀さんわかんなーい」
顔をにやつかせながら銀時は口元に手をあて、バックで鳴る本をめくる音に耳を傾ける。
神楽は未だにページを探しているようだ。

「うっ、何って、いやまぁ…何でも無いです!」
新八が苦い顔をしたのに銀時はニヤニヤ顔で
「嫌だぁ、新八クンったら!アレでしょ、嫌らしいこと想像してたんでしょー銀さんどん引きだわ。あ、でも仕方ないよなそう言う年頃だもんなぁ」

「キモいアル」
途中で神楽が呟いてそれを聞かなかったことにするようにして続ける。

「アンタには言われたくないわ!」
分かってるじゃねーか、と心の中で思ったがそれを言うとめんどくさい事になるのが分かっていたので新八は声に出さなかった。
少し恥ずかしくなって、顔を赤らめる新八に銀時は真面目な顔で言った。

「恥ずかしがることは無いよ新八クン」
「ちょっと近藤さんっぽいです銀さん」
「あんなゴリラと一緒にするんじゃない新八クン!!」

短い間にこんなやりとりもあった。

「でもだね、この小説を読んでいる人は純粋なんだよ分かるね新八クン」
喋り口調を真面目なのかふざけてるのか分からないものに変えて言う。
完全にふざけてると思う。

「その句読点のない話し方ウザいです」
「読者に分からないネタっていうのはウケないのだよ分かるね新八クン」
新八の言葉はスルーである。

「そのネタを持ってきたのアンタでしょうが!というか話し方ウザいってきこえなかったんかい!」
明りの付いた、少し神凛達がいる倉庫よりも広いその部屋。
埃が舞う中、万事屋一向は掃除に一切手を出してはいない。

「突っ込むだなんて、全く。作者がエロいってことしか分かんないじゃねぇか!」
「ていうか銀魂読んでたらみんな、純粋じゃなくなりますよね!?」
「全くその通り!」

ウザいと二度言われてか、銀時は口調を普段通りに戻し何とも銀魂らしい会話を成立させる。

そのときやっとか、雑巾を横に置いて本をめくっていた神楽が声を上げた。
「わかったアル!」

本を勢い良く閉め、堂々と神楽は言う。
「この小説はチ○コネタが多いアル!」


「何が分かったんだ!!!それ関係ねェだろーが!」


別に全然多くないよ!これだけは言えるよ!