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佐久間「はぁ・・」
鬼道「佐久間。」
佐久間「鬼道？」
鬼道「話、全部聞こえてた」
どくんっ・・
心臓が高鳴る。まだ事実か証明できているのではない。
でも。この話は聞いてほしくなかった。
佐久間「・・そうか」
鬼道「いつ・・いつ練習にこれるか？怪我もそんなにしてないし、運がよく火傷してないからな」
佐久間「また考えておく。今は会いにくいしな」
鬼道「そうか。じゃあ、練習があるから帰るな」
佐久間「じゃあな」


練習・・か・・
＊＊「ここにいたのねぇ」
佐久間「！？」
＊＊「覚えてないと思うけど、私は次郎の母」
佐久間「なんでこんなところに・・」
佐久間母「文句を言いに来た。次郎がTVに出てるって聞いたからね・・」
佐久間「！！！」
佐久間母「次郎なんてとっくに死んでるって思っていたのに。TVにでてるせいでまた近所にいろいろいわれるじゃない」


佐久間「うわぁぁっ」

鬼道「！！？？」

佐久間母「あんたなんてねぇっ私の子供じゃなかったらよかった・・」
ばしっ　　どかっ　　
佐久間「・・っなんで・・」
姉さんは母さん似だったのか・・
佐久間母「死んでよっ死んだって、私のせいじゃないっ次郎が悪いのよっ」
佐久間「ごめんなさい・・・・」



体が重い・・俺、あれからどうなったんだ・・？


鬼道「佐久間っ佐久間っ！！」
佐久間「・・・・きど・・う・・」
だめだ。気が遠くなる・・


鬼道「佐久間？」
佐久間「鬼道？？」
鬼道「おきたか・・」
佐久間「俺・・」
鬼道「お前、あれからどうなったか分かるのか？」
佐久間「・・・」
鬼道「もう夜だ。朝からずっと気を失っていた。」



〜何時間か前〜
佐久間母「謝っても無駄よっ」
鬼道「何している！！・・・！！佐久間！！」
佐久間「はは〜ん。あんた、次郎の友達？」
鬼道「だれなんだ！！」
佐久間母「ふっ。教えるわけないじゃない。」
鬼道「まてっ・・いってしまったか・・佐久間大丈夫か？」
べっとり・・
鬼道「！！血・・佐久間っ・・」



佐久間「そんなことが・・」
鬼道「あれは・・誰なんだ？」
佐久間「・・・俺の母さんらしい」
鬼道「！？」


続く